潜水服は蝶の夢を見る

脳梗塞で左目以外の自由を失ったELLE編集長が
病院で亡くなるまで、瞬きだけで自伝を作った本の映画版。


潜水服っていまそんな不自由じゃないですけど…
と思いましたが、ヘルメット式のイメージなんですかね。

動かない体とボヤけた意識、左目から覗き見る光景と音。
痒い所に手が届かないような不自由に笑ったり、
子供を抱けない切なさに泣いたりするのですが、
やっぱり「自分だったら」と考えてしまうのが一番の感想です。


シンプルに考えれば、100あるものが1に減るだけで、
ゼロから産まれた奇跡に生きていることは変わらないのに
前を向き生きていこうと腹をくくれるか、分からないです。
そんな日には、こんな人が居たことを、思い出そうと思います。


良い話を知りました。