そのときは彼によろしく

『いま、会いに行きます』の作者の最新刊。
この前は泣かされかけたけど、今回はハッピーエンドが予想の範囲内で暖かい感動。
ただ、ちょっとファンタジーに入るのが急過ぎた気がする。もう少し早い段階から非現実的な空気に慣れさせるような、非現実的な展開を予感させるようなものが欲しかった。
この前は始めから死者が蘇ってしまうあたりファンタジーなんだって割り切っていただけに、今回もその方が自然にラスト2割を読めた気がする。