墨攻

1830寮を出発.

1900高崎の109シネマズ(=直近のまともな映画館)着.何を観ようとあれこれ迷った挙句,決めたのは先日「世界ふしぎ発見」でやってたという理由で『墨攻』.

1925上映開始.観客がうちら3人と前列の2人,後の方の2人だけ,という状況にちょっと笑った;

2100終了&撤収.帰りは貴族の館(=群馬に本社を置くコーヒーがウリのファミレス(?))で夕食.

感想.世界史でさぁ,儒家墨家って思想家としてしか習わないよね?統治のコンサルだけじゃなくて,戦争のコンサルみたいなことしてたんだね,とちょと意外な事実に驚いた.
「国防の為だけの戦争(専守防衛)」「政治家が一般国民と同じ様に慎ましく」という今では主流(?)の考えが,専制国家においては戦時に必要で平時に不要とされたというのも(考えれば当たり前なのだが)考えさせられた.今,改めて評価すべき根付きつつある思想なんだね.
なので,墨家の思想は少なくとも日本人には受入やすく,共感を呼ぶのではないだろうか.ん?待てよ,原理主義的に徹底すると現在の格差も許さないこの考えは,今もなお先進的な一部には受け入れがたい考えか.