青いパパイヤの香り

ベトナム-フランス映画。春に旅行するってことで、ベトナム映画を観ようと思って1作目。
使用人として奉公する少女ムイの幸せを掴むまでのお話。台詞は少なめで無声映画みたいな場面が多い。しかも室内の描写ばかりで、ベトナムを知るって意味だとちと微妙。ただ西洋文化の影響を受ける上流階級の暮らしの中の、骨董品に見る優雅さとか、音楽留学した青年のピアノとか、太陽浴びた野菜とベトナム料理の濃い色とか、そんな世界に浸る気持ち良さはある。
個人個人の性格が台詞でなく表情や態度で描かれることが多いけど、中でもムイの持つ外から侵されない自分の世界に不思議な魅力を感じる。。けど誰にも感情移入できないよぉ。