ベトナム戦争 誤算と誤解の戦場

2001年初版の中公新書で,20世紀の初めから終わりまで広い範囲でベトナム戦争とその背景,影響を書いた本.著者は学者サンだから戦場やら戦略の描写はナシ,政治,経済,民族とかその辺を中心に6つの視点から語ってた.
春に遊びに行くとき持っていく知識としては外せないだろってことで勉強.センター世界史程度の知識しかない身としてはちょうど良いレベルだったと思う.でも次回はもうちょい戦争のプロが書いた物を読もうと思う.
物語的要素はまったくなくて,歴史的「事実」が淡々と書かれてたまに誰かの発言やら統計の数字やら出てくるんだけど,当時を想像すればするほど悲しくて,腹立たしくて,悔しくて,泣きたかった.けど今の世界を棚に上げてそんな感想言うのは無責任.そう,自分の就職先は兵器も作るし,自分の税金は部隊も送ってるし.

ただ,この辺を向こうで話題にするには英語力が圧倒的に足らないなぁ,,と幾つか頭で作文してみて思った.