アメリカの行動原理

東工大の社会理工の方の先生で割と有名な社会学の先生が書いた本.社会学的なものの見方(集団に根ざした風土・システム・宗教など?)からアメリカを大雑把に語った本.

つまり,,1人の権力者についてまで細かく,とか,1つの問題について細かく,とか考えなくても,誰もが知ってる歴史背景みたいなものから論理的に国の行動原理は説明できますよ,という本.

社会学はあまり詳しくないけど,知ってる人には軟派な感じをうけるんじゃないかなぁ,というテキトーさがあるけど,これは社会学のパワーを示すためにワザと,なんだろうか.
<当然,導かれる答え自体には新しさはあまりない.
あと,こうして考えらる原理をこの問題に当てはめると,確かに説明がつくでしょ?といういくつかの例はへぇ〜と思わされるけど,詳しい人はすぐに反例を挙げられるかもしれない.

それでも,社会学なるものに興味も知識もない人には面白い本だとおもう.現に俺は面白かったし,俺が実家でこの本を手にしたのも,妹がチラッと読んで面白いから買ってきたためだ.
<妹に限っては,作者が東工大の先生ってことも知らずに買ったらしい..


本を読む限り,たぶん話しても面白そうだから講義に人気があった(今も多分ある)のもうなずける..ひとつくらい受けておけば良かったかな;