MUSA-武士-

公開中の映画『私の頭の中の消しゴム』の宣伝みてたら,同じ俳優が出てるって公告伝いに特にこだわりもなく観てみた映画.

さて話は14世紀に明が元を北へ追いやった頃.高麗が明に使節団を送るが,スパイ容疑で相手にされず流刑に→幸運にも(?)途中,元に襲われ開放され高麗に戻ることに→再び元に遭遇し,捕らわれていた明の姫の救出を計り成功→姫を材料に再び交渉のため明に向かうが元に執拗に追われる
と,いうような感じで戦闘を繰り返しながらクライマックスへ.

戦闘となると結構アッサリ腕が飛んだり血が吹き出たり,主人公の使節団の護衛将軍&奴隷がやたら強かったり,貧弱な一行が元の大軍を追い払って行ったり,爽快な部分は多い.のと,男前ステキ(笑).
イマイチなのは,一人の男の中でも守りたいものが祖国,家族,忠義,愛とあれこれある感じで,焦点がよくわからなかった(それが現実なんだけど).あと,それぞれ両立できない葛藤や目の前の恐怖との葛藤も入れようとしている所はよかったけど,共感してついてけないタイミングがあった(国民性?).

フィクションだけど当時の資料を元にしているらしく,背景は正しいのかな.