コンニャク 安定多収の技術

当の改訂版ですら自分より古い,こんにゃく農業の本.

こんにゃく芋の成長過程はとても特殊に思えて面白い.どこから,どこまで,どうやって説明すればいいのか悩むけど,やってみようと思う.

こんにゃく芋は種芋を春に植えると,種芋から地上では芽を出してゴツい茎と葉に育ち,地下では種芋上部に新芋と呼ばれる芋が一つでき,さらに新芋周辺に生子と呼ばれる芋ができる.

こんにゃくの材料として使えるのは新芋で,繁殖用の種芋として使えるのは新芋と生子の両方.ただし新芋を使うと,次の新芋は元の芋より大きくなり,付ける生子の数も増える.
つまり,こんにゃくには1年生,2年生,3年生…と,新芋を使う限り大きくなり続ける.ただしその分だけ時間がかかり,成長も収束するので,3年生まで育ててこんにゃくにするのが普通らしい.

収穫は毎年したいわけだから,その辺にあるこんにゃく芋畑にも,1年生畑,2年生畑,3年生畑があるのだろうか?ちょっと機会があったら農家の人に聞いてみようと思う.